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地震と津波

 大変な状況で、さしあたりテレビで状況を確認して、ひたすら仕事して連絡の手助け、くらいしか出来なくてもどかしいのですが、孤立された方が一刻も早く救助されますよう、避難されてる方が余震といましばらく続く津波を無事乗り越えられるよう。これ以上犠牲者の出ないよう、祈るばかりです。
 必要な情報が一番必要な方に届かないというのが一番もどかしい。
 被災地以外の方にお願いしたいのは、いましばらく直接の電話は控えて、回線を開けて、ということです。被災地の方が他に連絡するのを優先にしてください。
 171や災害伝言板などをご利用ください。
 Googleでもなにかサービスが始まったみたい。
 とりあえずテレビ局、避難所取材するなら、そこにいらっしゃる方のお顔なりお名前なり、もっと計画的にまんべんなく映せばいいのに、と思う。
 チャンネルが複数あることを今有効活用しなくていつするんだ。

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2011.03.12 | Comments(0) | Trackback(-) | 日記もどき

黄昏

 川沿いの狭い道、夕刻、犬の散歩をしていたら、前方からウインカーを出した車がやってきた。当然そこの角で曲がるのだろうと思っていたら、そのまま直進してきたので慌てて避ける。
 振り向けば後ろから来る人も同じように避けたところで、車はウインカーを瞬かせたまま、速度を緩めることなく走り去っていった。
 運転手はただ気付いていないだけなのだろう。だがなぜか、狂った獣か化け物にでも出くわしたような、そんな気分になった。

2011.03.09 | Comments(0) | Trackback(-) | 日記もどき

ドミノの時代

 バレエ用の白タイツを着た男たちが、まっすぐな道路に敷きつめたマットレスの上どこまでも一列に並ぶ。胸を押された先頭の男が“きをつけ”の姿勢のまま倒れていく。後ろの男はさらにその後ろへ。彼らの後頭部はあやまたずその後ろの男の股間へと激突し、その無駄な計算の確さに感心するやら、顔をしかめるやら。
 誰かの頭が自分の股間に倒れこんでくるのを直立不動で待つのはいかなる気分か。後頭部を男の股間で受け止められるというのもなかなか気色悪かろう。
 当然、倒れた端から悶絶する男たち。私などはつい腹を抱えて笑ってしまったが、放映後は抗議の電話が鳴り響き、真似して怪我をしたあほな子供がわさわさいたという。私とか。
 たしか同じ回のメインは自然史博物館貸し切りで、あらゆるギミックを駆使して館内を一周。精密かつ壮大、完成までの準備作業のハードさ、恐竜展示室の床に一面の銀河系が広がった時の美しさなど、実に感動的だった。えらい落差だ。
 しばらく季節の特番を賑わせていたが、いつのまにかとんと見なくなった。思い出すと無性に見たくなり、リクエストの葉書でも書こうかと思うが、いつもなぜか少し寂しくなってやめる。

2011.03.05 | Comments(0) | Trackback(-) | 500文字の心臓

ジャングルの夜

 なるほど種の絶滅というのは、哀しいような勿体ないような、ひどく落ち着かない心地のする事であるけれど、個としてみれば、結局のところ生きとし生けるものは全て死ぬ運命にある。世界は私たちの手の届かぬところで、常に変化しつづけている。
 温暖化の影響で亜熱帯と化し、平地の多くは海に沈んだ。奇病の流行と出産率の異常な低下。この島国から去らざるを得なかったかれらが、最後に空から撒いたのは、何百種類もの種子を練り込んだ粘土玉だった。
 粘土のなかで時を待つ、この国を彩っていた植物たち。いつか芽吹く日はくるだろうか。かれらがそれを見ることは、いずれにせよ叶わないのだけれど。
 月のない晩がいい、高い場所に登ってごらん。錆びた鉄とひび割れたコンクリート。絡みつき、覆いつくし、天へと迫る濃いすぎる緑の、その奥。夜の訪れと共に、満天の星を溢したように、いくつもの光が浮かび上がる。あれはかれらの名残、テクノロジーを駆使して作られた半永久的に消えない灯火。
 主のいない夜を、今日も静かに照らし続ける。

2011.03.04 | Comments(0) | Trackback(-) | 超短篇

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